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歯の調子が悪くても

なかなか歯医者に足が向かない理由の一つに

内科や皮膚科のように１，２回で終わらず

下手すると１０回以上呼びつけられるから

面倒で嫌だ。

ってのがあるんだそうです。

確かにそうなんですが、

ほっといても治る、自己再生能がある皮膚等と違って

歯は自己再生能が無いものですから、自然には治ってくれないのです、

では歯医者に行けば治るのかというと、厳密には治るのではなく、

修復・修理する。ということになります。

そんな訳で、削ったり・型どりしたりと数回で完了するのは困難だし、修理に用いたパーツの点検に定期的に来ていただくことになります。

この、多岐にわたる治療の流れを理解していただくのはなかなか難しいもので

僕はザックリと三つのステージに分けて説明することが多いです。

①破壊・除去

漢字で表すと怖い感じしますが、口の中の負なもの・害となっているものを取り除くステージです。

デトックスに近いと言えるでしょうか。

具体的には、虫歯の部分を削る・歯石を取る・保存不可能な歯を抜く・合っていないかぶせものを外す、といったところです。

②創造・建築

しっかりと噛めるように、インプラントや入れ歯で噛み合わせをつくったり

虫歯を取り除いたところに詰め物や、かぶせものを入れるステージです。

言葉にすると簡単ですが、実際はここが一番時間がかかります。

③維持・保存

②で出来た状態をキープするステージです。

メンテナンスや予防歯科にあたります。

患者さんには、上記の三つの段階のどこにいるのかを把握してもらうことで

受診するモチベーションを保っていただけるといいなーと考えております。

さて、この①~③で何を連想するかといったらアレですよね！

そうヒンドゥー教です！

ヒンドゥー教には数多くの神がいるのですが、

三神一体（トリムルティ）とよばれる、中心となる3大神がおりまして、それが

①シヴァ：宇宙の寿命が尽きた時に世界の破壊を司る神

②ブラフマー：宇宙の創造を司る神

③ヴィシュヌ：宇宙の維持を司る神

なんです。　日本ではシヴァが有名ですね

どうでしょうか？　歯科治療との類似性しか感じられませんね、

最近の歯科業界での流行は予防歯科なので、

維持の真髄を感じるため

巨大なヴィシュヌ神の神像があるという、バリ島に研修旅行に行ってきてもいーかな？

ってスタッフに聞いたら無視されました。

ちなみに、ヴィシュヌ神は写真の鳥神ガルーダに乗ってるそうです。

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